息子の学校選びが始まって初めて、学校説明会に行ってまいりました。
何かと話題の芝国際中学校です。
気になっている方も多いのではないでしょうか?
写真撮影・ブログ掲載もOKでしたので、画像ものせながらレポートしたいと思います。
ちなみに今回の説明会は、SAPIX主催のものでした。
SAPIX主催の学校説明会とは
その名の通りなんですが、学校ではなくSAPIXが主催している学校説明会です。
SAPIXのマイページから申し込みができ、SAPIX生とその保護者だけが参加できる説明会です。
学校主催の説明会って、予約するのすごく大変なんですよね・・・
【学校主催の説明会に参加するまでの流れ】
①学校のホームページを見て説明会の日程を確認
②予約の開始日と開始時間を確認
③忘れないようにアラームをセット
④予約の開始日の開始時間に予約
⑤学校によっては、受験のサポートをするインターネットサービスであるミライコンパスの登録が必要な場合もあり(いずれ入試の出願の際にも使用するサイトです)
⑥学校によっては、数分で定員となり締め切るところもあり
と、いくつものステップを踏まなければならないのにも関わらず、数分で満席となり、締め切り、参加できないなんてことも多々あるんです。
一方、SAPIX主催の説明会は、SAPIXのマイページに参加可能な説明会がズラーっと並んでいて、ポチッと参加申し込みするだけです。
申し込みは説明会開催日の二週間前から。
開始日にスタンバイしなくても、結構当日まで残っているところも多い気がします。
またはじめは対象が6年生だけだったとしても、開催日が近くなると残席数によって対象学年が広くなる学校も多いので、ほぼ毎日マイページはチェックはしています。
おそらく他の塾も塾主催の説明会があると思いますので、うまく活用できるといいですよね✨
芝国際中学校の概要
地下鉄三田駅のA9出口から徒歩2分。
地上12階建ての巨大なビルが目の前に現れます。
これが、想像以上に大きくてかなり驚きました。
ちなみに↑これは正面玄関の反対側から見たところ。
これは横から見たところ。
そうなんです、上から見ると正方形のような、とにかくおおきなビルです。
各フロアーはこのようになっています。
7階〜10階は、インターナショナルスクールが入っています。
こちらは正面玄関入ってすぐの、大階段。
本棚に照明が施されていたりして、とにかくおしゃれです。
ちなみに正面玄関はまだ完成しておりません。
こちら側には旧校舎があり、解体中です。
解体後のスペースには、庭とカフェができるそうですよ。
とにかく各フロアーが広いです。
両サイドにズラーっと教室が並び、真ん中の空間はテーブルと椅子がたくさん置かれています。
生徒が読書をしたり、談話したり、自習したり、自由に使うことができるそうです。
学校全体が図書室がテーマのようで、各フロアーにこのような本棚があります。
2階だったかな?メインの図書室です。
扉などなく、開放的な空間です。
電子レンジや手洗い場。
食事できるスペースかな?
教室も当たり前ですがとってもきれい。
周りには土地柄大きなビルも多いですが、窓が大きいのと壁も天井も床も白いのでとにかく明るい印象です。
ジャケットをかけられるスペースまで。
黒板はなく、真ん中にモニター、両サイドにホワイトボードです。
屋上のグラウンドです。
50メートル取ることはできず、40メートル走だそう。
部活では、サッカー部とテニス部がここで活動しているそうです。
屋根はないので、全天候型ではありません。
ちなみに部活は同好会も含め、39あるそうです。
東京女子学園の生徒と一緒に活動している部もあるそうです。
屋上からレインボーブリッジが見えます。
現在、中1と高1は芝国際、中2・3と高2・3は東京女子学園の生徒さんという状況です。
先生方は、兼任の方、それぞれ専任の方といろいろだそうです。
説明会内容
説明会は11階のアリーナで行われました。
SAPIXの先生、校長先生、代表の生徒さんからのお話がありました。
印象に残った部分、ここの学校の特色だなと思ったことを書き留めておきます。
●山崎校長先生の願い
校長の山﨑達雄先生は、これまで私立の学校の校長を務めたほか、宝仙学園理数インターやかえつ有明中高などの立ち上げに関わってこられた方です。
校長先生の願いは『子供に幸せになってもらいたい、子供に豊かな人生を送ってもらいたい』
これに尽きるそう。
生徒たちには、学校で毎月お誕生日会を開くことを約束しているそう。
●AI時代の活躍力が身につくカリキュラム
AIの発展で仕事がどんどん減っていく・・・という話は耳が痛くなるくらい聞いていますよね。
仕事がなくなるなら、起業すればいい!というわけで、中一からデザイン思考を学び、高校ではマーケティングを学び、実際に起業を目指すそう。
またSTEAM教育(科学・技術・工学・アート・数学)にも力を入れ、人工衛星の打ち上げにチャレンジ、ロボットやアプリの考案、3Dプリンター体験、データサイエンスを習得する文理融合の学びなどのカリキュラムもあるそうです。
●多国籍・多様性からなる境のない学校づくり
今年の4月に入学した一期生は約半数が国際生クラス生徒と言うこともあり、帰国生がとても多いです。
40以上の国と地域から生徒が集まっているそう。
なのでいろんな言語が飛びかうのも日常。
また、男子もいて女子もいて、Qもいる。
女子のパンツスタイルは近年定着してきていますが、男子の長髪もスカートももちろんOKですとのことでした。
みんな違うことが当たり前、お互いの境を感じない学校を目指しているそうです。
●生徒が作りあげる学校
2023年に開校したばかりということもあり、生徒が主体となり作り上げていく学校に。
体育祭や文化祭などのイベントはもちろんのこと、修学旅行の行き先も生徒が話し合って決めます。
学校側からは①目的②日数③積立金だけは目安を提示し、あとは生徒が決める。
積立金が足りなければ、生徒が保護者の前でプランをプレゼンして『あと○○○円ください』とお願いし、保護者はその場でスマホから○か×を送信する。
なかなかユニークですね。
●充実した海外プログラム
高2の修学旅行は5泊7日でアメリカサンフランシスコへ。
スタンフォード大学、アップル本社、グーグル本社、ヨセミテ公園などを訪問するそうです。
希望者だけさらに二週間滞在を延長できるそう。
またこれ以外に希望者対象ですが
★タスマニア研修
★セブ英語合宿
★カンボジアSDGs研修
★バンクーバーキャンプ
など、海外プログラムが充実しています。
●高校の定期テストは無し
中高一貫校といえばお馴染みの中間テストと期末テスト。
一学期中間、一学期期末、二学期中間、二学期期末、学年末。
年に5回テストがあるわけなのですが、このテスト期間中は通常授業がストップしてしまいます。
一つのテストで五日間として、高1高2の2年間でおよそ50日間授業ができないことになります。
この50日間あればもっと多くのことを学べる!もったいない!といいうわけで、高校の定期テストは無しにするそうです。
模試や普段の小テストでフォロー可能とのことでした。
日々のチェック&フォロー(授業前の小テストと放課後のフォローをシステム化している)や、大学受験のための放課後予備校(7〜10時間目、1教科1ヶ月4000円ほど)など、塾要らずを推している印象でした。
●SAPIX生向けに特化した内容
SAPIX主催ということで、サピックスのテストでどのくらい取れていれば大丈夫、昨年の入試ではSAPIX生が何人受けて何人合格、何人入学など細かい数字まで聞けたのが予想外でした。
まさかここまで具体的な数字を出して教えてくださるとは思わなかったです。
ちなみにSAPIXオープン4割程度、マンスリーテスト6割程度取れれば大丈夫くらいの難易度の試験だそうです。
まとめと感想
とにかく盛り沢山なカリキュラムで、説明会だけでお腹いっぱいになった私。
子供たちにとっては本当に楽しい学校生活になりそうですね。
今年の受験は何かと話題になった芝国際・・・
(詳細はあえてここでは控えますが。気になる方はググってみてください。)
来年は今年よりも、定員を35名ほど増やす予定だそう。
きっと学校としても今回の反省をふまえて対策はたっぷり練ってくるはずだと思いますので、あまりネガティブな印象はもたず、学校の良いところをみて検討していきたいですね😄
姉妹校などなく、一からスタートの芝国際。
たくさん掲げられたカリキュラムをどこまでこなしどこまで実績を出せるのかは、あと数年経たないとなんとも言えないのが、志望校にするには悩ましいところではありますね😌
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