2月下旬の3連休を利用して、旅行に行ってまいりました。
今回は、しまなみ海道サイクリングの旅です。
しまなみ海道とは、瀬戸内海に浮かぶ美しい島々とそれらを繋ぐ橋が織り成す海の道で、愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ全長約60キロの道です。
サイクリングスポットとしても近年注目されていて、安全なサイクリングロードも設置されており、サイクリングロードの全長は70キロほど。
そのサイクリングロードを家族4人で完走してまいりました。
実は16年ほど前に夫と2人でも行っているのですが、富士登山の3倍くらいきつかった記憶があります。しかしそのきつさを乗り越えた後の橋からの絶景は今でも忘れられずにいて、いつか子供達が大きくなったら家族で行こうと話していたのでした。
しまなみ海道の全貌です。
私たちはブルーラインのコースを二日間に分けて走りました。
スタートは尾道からと今治からと2パターンありますが、16年前とは反対の今治スタートにしました。
しまなみ海道ってどんなところ?
サイクリングきつい?
小学生でも大丈夫?
そんな疑問にお答えしながら旅行記を書いていきたいと思います。
ちなみに我が家の家族構成は、40代夫婦、中3女子、小4男子です。
特に運動が日課なわけでもないですが体を動かすのは嫌いではない。
体力的には極々普通の人間だと思います。
●7:10発のフライトで松山へ
はい、1日目を有効に使うために朝は早いです。
羽田空港の駐車場は前回の反省も生かしてP1にしました。
JALの南方面(関西や九州など)はP1、北方面(北海道や東北)はP2が近いです。
今回も予約を取れていなかったのでドキドキでしたが、6:20着で、屋上に数台空きがあるような状況でした。(2月下旬の三連休初日)
預ける荷物はなかったのでそのまま保安検査場へ行ったのですが、大混雑!!
おそらく数百人は並んでいます。
すると端っこに7:05までのフライトの方優先レーン発見。
スタッフさんに7:10のフライトであること、小さい子(笑)もいるんですとアピールし、優先レーンに通してくださいました。
そして搭乗口について10分ほどで搭乗開始。
ちょっとバタバタでしたね。
東京はあいにくの天気でみぞれ混じりだったんですが、雲の上はこんな気持ちの良い空。
離陸してから着陸数分前までずっと雲で覆われていたので、景色を楽しむことはできませんでした。
高度をおろし松山空港に近づくと見えてきた瀬戸内海の島々。
これから始まるサイクリングに胸が高まります。
それにしても天気が悪い。
無事に到着です。
●9:15サイクリングの出発地点のサンライズ糸山に移動
まずはJR今治駅まで移動です。
松山空港から今治まではなかなかの距離があり、電車、レンタカー、バス、タクシーなど様々な交通手段があります。
電車・・・まずは松山駅までバスで移動(20分)してから、JR予讃線で今治へ(1時間20分)。1500円ほど。
レンタカー・・・渋滞なければ1時間ほど。半日乗り捨てプランで6000円ほど。
タクシー・・・渋滞なければ1時間ほど。13000円くらい。
リムジンバス・・・時刻表では1時間30分。大人2500円、子供1250円。
今回は一番楽なリムジンバスにしました。
リムジンバスは事前に要予約です。
乗り場に向かうと、待っていたのはバスではなくジャンボタクシー。
おそらく予約の人数に合わせて変えているんだと思います。
私たち家族以外に2名を乗せて出発。
時刻表では1時間半とありましたが、実際にはゆっくりな運転で1時間10分くらいで着きました。
レンタカーだったら1時間以内につきそうですね。
それから、自転車を借りるサンライズ糸山までタクシーで移動です。
今治駅でもレンタサイクルはあるのですが、私が利用したかった【しまなみジャパン】の電動自転車は今治駅にはなかったのです。
今治駅からサンライズ糸山まではタクシーで10分ほどでした。
⚫️10:45 サイクリングスタート来島海峡大橋を渡って大島へ
小雨降る中、サイクリングスタート!!
写真は、一つ目の橋である来島海峡大橋です。
第一から第三まで分かれてますが繋がっていて、総距離4.1キロの橋です。
晴れていたらこんなに綺麗。
天気はイマイチで小雨もパラパラ。
レインコートも用意してましたが、着るほどではなかったです。
レインコートは雨を防ぐのはもちろんですが寒さ対策、風対策にもなるので、嵩張らないし持っていくのをお勧めします。
橋の途中で降りることができる島があり、そこのビーチがとっても綺麗でした。
あとあと調べたところ、橋からはシースルーエレベーターで降りることができたようです。
降りてみたかったです。
★馬島
来島海峡大橋の中間に位置する島。
江戸時代に今治藩が馬の放牧をしていたのが由来。
運が良ければ潜水艦が海面に浮上する場面も見学できるマル秘スポット。
そして今回のしまなみ海道サイクリングで印象に強く残ったのが、造船所が多い!!ということ。
息子も塾の社会で瀬戸内海の工業について学んでいたので、とても興味深かったようです。
●11:30 大島道の駅『よしうみいきいき館』に立ち寄る
さて、出発してからまだ5キロほどの地点ですが、お昼休憩をすることに。
大島に入ってすぐの所にある道の駅『よしうみいきいき館』に寄りました。
ここは16年前にも立ち寄った思い出深い場所です。
ここは海鮮焼きが有名です。
それぞれ好きなものを選んで、七輪で焼いて食べるスタイル。
サザエ、ホッキ貝、カワハギのお造り、カニ汁などを頂きました。
どれも美味しかったのですが、特に肝醤油で食べるカワハギが最高でした。
カニ汁の味噌は食べ慣れない麦味噌で、子供たちは苦手なようでした。
麦の香ばしい風味が強く、とても甘いです。
★道の駅よしうみいきいき館
有料道路沿いの道の駅。
海鮮料理レストラン、七輪バーベキュー、遊覧船、お土産売店などがある。
愛媛県の道の駅ランキング4位。
●13:00サイクリング再開
さて、しっかり腹ごしらえしたところで、サイクリング再開です。
そうそう、今回のサイクリング、大人は迷わず電動自転車なのですが、息子だけ普通の自転車です。🤣
11段階のギア切り替えありのマウンテンバイクタイプの24インチ。
結論から言うと二日目には色々ありましたが笑、とりあえず1日目は無事に完走しました。
荷物は私が持ち身軽にしてあげて、上り坂は立ち漕ぎしてました。
疲れたなど文句も全く言わず完走したので偉かったです。
また二日目については後ほど・・・
二つ目の橋、伯方大島大橋が見えてきました!
●14:00伯方大島大橋を渡って伯方島へ
伯方大島大橋は全長1.1キロほどの橋です。
晴れてたらこんな感じ。
二つ目の島、伯方島に入りました。
●14:30道の駅伯方S・Cパークで休憩
伯方島といえば、『は・か・た・の・しお♩』が有名なのは言うまでもないですよね。
と言うわけで、伯方の塩ラーメンを食べようと道の駅伯方S・Cパークに寄りました。
ところが、レストランの塩ラーメンは14時に終了とのこと。
諦めきれず、外のワゴンで売っていた鯛塩ラーメンをいただきました。
美味しかったのですが、鯛なしのシンプルな塩ラーメンをいただきたかったのが正直なところ・・。
塩ソフトも食べたかったのですが、お腹いっぱいで諦めました。
★道の駅伯方S・Cパーク
伯方S・CパークのSはスポーツ、Cはカルチャーを意味します。
文化センター、体育センター、公園、テニスコート、ビーチ、レンタサイクルなどが併設されています。
道の駅内の中央に位置する施設マリンオアシスはかたには特産品の販売所やレストランがあり、しまなみ海道を訪れる観光客に親しまれています。
鯛のオブジェと伯方大島大橋。
また次の橋と島に向けて出発です。
やはり、造船所が多いです。
●15:10大三島橋を渡って大三島へ
1日目最後の橋、大三島橋です。
全長300メートルほどの大三島橋は、しまなみ海道では唯一のアーチ型の橋。
しまなみ海道の橋の中では一番古く、昭和54年にできました。
1日目の宿泊地でもある大三島に入り、多々羅しまなみ公園にやってきました。
2日目に渡る多々羅大橋が見えます。
そしてこの多々羅しまなみ公園には、サイクリストの聖地があります。
写真撮らないわけにはいかないですよね。
見てください、この快適そうな電動自転車を☺️
息子もこのキッズバイクで一日よく頑張りました。
お決まりの道の駅にも。
さすが、柑橘類の種類が半端ないです。
夜のお酒やおつまみ、お土産を少々。
そしてここ多々羅しまなみ公園にはレンタサイクルのターミナルもあり、一度自転車を返却しました。
電動自転車はその日のうちに返却するというルールなので、一度返却してまた翌日借りるというながれになるのです。
★道の駅多々羅しまなみ公園
心地よい潮風と潮騒に包まれた世界有数の斜張橋『多々羅大橋』をはじめ、清々しい瀬戸内海の景色を一望できる人気のビューポイント。
新鮮な魚介類・農作物を使った自慢の料理が味わえるレストランや特産品センター、地元で採れた新鮮な野菜・柑橘・海産物の販売を行っている農水産物直売所でのお買い物もお勧め。
●16:00送迎車で宿泊先へ
この日の宿泊先はWAKKAさん。
島内何ヶ所かの決まりはありますが、送迎サービスありなんです。
到着です。
とにかく立地とサービスが最高なWAKKAさん。
建物一つ一つの作りもとってもおしゃれで、ホームページもぜひ皆さんに見ていただきたいです。
宿泊タイプは、レジデンス(3月オープン)、コテージ、ドーム型テント、ドミトリーと4種類あり、我が家はドミトリータイプに。
というか、ドミトリー以外は定員3名なので無理だったのですが・・。
でも、こういう秘密基地みたいなのが子供は好きだったりするので、結果的に我が家にはぴったりでした。
個室はこんな感じです。
棚、ティッシュ、鏡、ライト、荷物掛け、USBポート、コンセント、金庫、カーテンなどがついていて、なかなかの快適空間です。
共有スペースにはテーブル、椅子2脚、ゴミ箱、バイクハンガーなどがあります。
想定外だったのは、冷蔵庫がなかったこと。
買い込んだ飲み物は、部屋の外に置いて冷やしていました。笑
●17:30送迎で夕ご飯へ
WAKKAさんは、島内のお風呂や飲食店にも送迎してくれます。
ただ一応時間は決まっているので、それに合わせる感じになります。
夕食は喜船さんで名物海鮮丼をいただきました。
さすが、瀬戸内海は海鮮が美味しいですね✨
ごちそうさまでした✨
●19:00送迎でしまなみドームの温泉へ
WAKKAさんにもシャワーはあるのですが、温泉に浸かって疲れを取ろうと、多々羅しまなみドームに行きました。
ここ多々羅しまなみドームは、ジムやプール、体育館、グラウンド、温泉などがある市営の総合運動施設。
お風呂はこじんまりではありますが、内風呂、露天風呂、サウナなどがあり、何より嬉しいのは温泉であること。
とっても気持ちいいお湯でした。
★多々羅しまなみドーム
定休日:火曜日
営業時間:10時〜21時
備え付けのシャンプーやボディーソープはなし。
受付でシャンプー類の販売、タオルレンタルあり。
もしスーパー銭湯のような広いお風呂が良ければ、マーレ・グラッシア大三島もあります。
ただ閉館が20時と早目なので要注意です。
●20:40送迎でWAKKAに戻る
うまく時間を合わせて、すべて送迎車で移動することができました。
お部屋に戻ってからは我が家ではお決まりのUNOタイム。
珍しく息子が一位になり、翌日は嵐になるんじゃないかと不安になりましたが、正反対の晴天でした☀️
おそらく夕飯を食べ過ぎたせいだと思うのですが、息子のお腹が痛くなりやや不安でしたが、なんとか寝付くことができ安心。
明日は早起きして日の出を見るぞと意気込みながら私も眠りに着きました。
お部屋にもちろんエアコンはついているのですが、小屋のような建物なので、寒い寒い。
布団に丸まってなんとか寝ましたが、トイレに3回も起きました😇
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