昭和生まれ世代だと、みんな知ってるのかな?
『桃鉄』こと、桃太郎電鉄。
ハドソンから発売されている、鉄道会社の運営をモチーフとした、ボードゲーム形式のテレビゲームソフトです。
私はなんとなく『桃鉄』というワードは聞いたことはありましたが、4人姉妹で育った我が家にはファミコンもなく、『桃鉄』をやったことがありませんでした。
なので、夫がやや興奮気味に『Switchの桃鉄が発売されるんだよー!』と話していた時は、へ〜ぐらいしか返せず。
そして発売日からわずか三日後に、我が家にもやってきました。
んー、なんかこのキャラクターは見たことあるかな程度です。
早速家族で遊んでみました。
簡単に言ってしまうと、人生ゲームや双六のようなものなのですが、【収益】や【決算】や【総資産】など、子供たちからすると聞きなれないワードも出てきます。
はじめは少し難しかったかもしれませんが、一年(ゲームの中での)も経つと、すっかりハマってしまいました。
そして、これがただ楽しいだけでなく、子供達の勉強にすごく役立つ!!と感心させられたのです。
今日はゲームの桃鉄がどんな風に勉強に役立つのか、書いていきたいと思います。
桃太郎電鉄とは
1988年に第一作目が発売され、今回で23作品目を迎える、パーティゲームの定番として愛されているゲームです。
今回のSwitch版『桃太郎電鉄〜昭和平成令和も定番!〜』の発売日は2020年11月19日。
最大4人で遊べるボードゲーム形式。
桃太郎電鉄のルール
ゲームのルールは至ってシンプル。
プレーヤーが順番にサイコロを振り、マスを進み、日本全国にある目的地を目指します。
目的地に向かう途中には、いろいろなマスやイベントがあり、ゲームを盛り上げてくれます。
青いマス→お金が増える 赤いマス→お金が減る 黄色いマス→カードが貰える。カードは100種類以上あり、自分が有利になるものも不利になるものもある。
都市やご当地場所では物件や土地などを購入することができ、その収益で毎年自動的にお金を増やすことができます。
そして1番に目的地に到着すると、お金が貰えます。
そしてまた次の到着地がランダムに決められ、次の到着地を目指す・・・の繰り返し。
最終的に設定した年数が経った時に最も『総資産』が多かったプレーヤーの勝利です。
特徴的なのは、誰かが目的地に到着したときに、目的地から最も遠い場所にいたプレイヤーに『貧乏神』が取り憑いてしまうのです。
この貧乏神がかーなーりー厄介で、どんどんお金やカードを減らしてしまいます😱
勉強になること①お金や収益に関する簡単な知識が得られる
先ほども少し触れましたが、このゲームでは目的地に向かう途中で、物件や土地などを購入して資産を増やしていきます。
その際、物件によって価格が違うのはもちろんのこと、収益率もそれぞれ違うんです。
この価格で収益率がこのくらいだと、あと○年で○○○円くらい増えるな・・・
と、自然と考えるようになります。
子供達も、細かい計算まではしませんが、収益率というワードを知り、収益率50%以上のものを選んだりしています。
資産運用のお勉強になりますね。
ちなみにこちらは原宿駅の物件一覧。
タピオカが、令和っぽいですね。
また、お金の使い方も色々と考えさせられます。
現金のまま持つのもよし、物件を買って資産運用するのもよし。
そして、普段あまり馴染みのない億や兆などの大きな数も出てくるので、数の大きさの感覚を掴むのにも役立ちます。
勉強になること②日本各地の地名や特産物を覚えられる
とにかく日本各地の沢山の地名が出てきます。
いろいろな地名に触れ合えるのはもちろん、その都市の特産物や観光名所を知ることができます。
例えば【浅草】の物件一覧はこちら
私の地元【長野】の物件一覧
【軽井沢】の物件一覧
面白くないですか😁
日本各地の特産物や観光地が知れて、地理の勉強になります。
今度の旅行のヒントになるかも?!
そしておまけにですが、読み方が難しい地名もその都度覚えたりしています。
例えば
【尿前】→しとまえ
【留萌】→るもい
【都城】→みやこのじょう
【御坊】→ごぼう
それぞれ、何県の地名かわかりますか😊
それから、息子は次の目的地が決まると、必ず『北?南?東?西?』『ここから遠い?近い?』と聞いてきます。
自然と、大まかな位置関係も覚えられちゃいます。
勉強になること③ゲームに勝つためにはどうすれば良いかを考えるようになる
たかがゲーム、されどゲーム。
みんなかなり本気モードになるので、勝ちたくて必死に考えます。
💡ここはサイコロをいくつ使うと効率が良いのか
💡ここでは自分が早く進めるカードと相手の邪魔をするカード、どちらのカードを使うのが良いか
💡3つの方向に進めるが、どっちに進んだ方が良いマスに止まれるか
💡このままだと目的地から1番遠いから貧乏神に取り憑かれてしまいそう、どうしたら貧乏神から回避できるか
💡ここではどの物件を買うのが1番お得だろうか
と、いろんな切り口から、次の手を考えるようになります。
頭が柔らかくなり、思考力がつきそうですよね。
勉強になること④サイコロの目の出る確率がわかるようになる
桃鉄には、もちろんサイコロが登場します。
サイコロといえば、中学受験の算数の確率の分野では必ず通る道です。
そんな、サイコロに強くなれます。
例えば、自分が今いる場所から目的地まで、あと1マスだとします。
そうなると、一回でゴールできる確率は6分の1。
しかし桃鉄のルートは網目状になっているため、いくつかのルートが考えられるわけで。
少し遠回りすれば4マスでゴールできるとします。
そうすると、一回でゴールするには1か4を出せばいいので、確率は6分の2=3分の1でゴールできるなと考えるわけです。
そうやって、サイコロの出る目の確率を考えながらルートを考えたり使うカードを考えたりするようになります。
勉強になること⑤どんな状況でも諦めない精神力が身につく
この桃鉄、上がり下がりが本当に激しいです。
30億持っていても、スリの銀次が現れると全部持っていかれます。
キングボンビーなんかに取り憑かれてしまうと、平気でマイナス30億とかされちゃいます。
目的地はもうすぐそこなのに、敵にオナラを仕掛けられて遠くに吹き飛ばされてしまいます。
結構、精神的にやられます・・・。
息子も最初の頃、貧乏神に取り憑かれ借金地獄だった時に、『もう、やめたい・・つまらない』と泣きそうでした。
癇癪持ちの子だと、泣き叫ぶかも知れません・・・
お互いに意地悪しあうので、人間関係もギスギスするかも知れません・・・
でも、全てゲームの中でのこと!
『現実のことじゃなくてよかったよね〜』
と、笑い合いながら楽しめたらいいですよね。
もちろん、どん底からの優勝も大いにあるわけです。
どん底になったときにどう這い上がるか、最後まで諦めないで戦おうとする気持ち、そんな強い精神力も身につくのではないでしょうか。
最後はやや熱く語ってしまいましたが笑
楽しく学べて楽しく戦える桃鉄🍑
お子さんのいる家庭に強くお勧めします😄
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