だいぶ日が経ってしまい記憶が曖昧なんですが・・・
先日参加した、芝浦工業大学附属中学の説明会の記録です。
これはSAPIX主催ではなく、学校主催のWEB開催でした。
先日お知らせしたサイトのスクマで空き情報を知って申し込んだものです。
まず感動したのは、説明会の前日に自宅に学校のパンフレットが届いたこと。
全く予期していなかったので、とても感動してしまいました。
これって、どこの学校でもやってるサービスなんでしょうか?
そして、パンフレットを見ただけでとってもワクワクしてしまいました。
なんてったって工業大学の付属ですから、ロボット、ものづくり、実験、プログラミングなどの授業が山盛りです。
ゲームと工作大好き、プログラミング命な息子にとっては間違いなく天国でしょう。
そしてもう一個ワクワクしたのが、中学3年生で行く海外研修旅行。
行き先は4コースから選べて(全てアメリカ)、全員参加のホームステイです。
そんなこんなでとてもワクワクしながら(私が)迎えた説明会でした。
芝浦工業大学付属中学高等学校の概要
アクセスは、ゆりかもめの新豊洲駅から徒歩1分、有楽町線の豊洲駅から徒歩7分です。
5年ほど前に新築されたピカピカの校舎。
グラウンドも写真で見る限り広そうですよね。
工業大学付属ならではのところでは加工技術室、ファクトリー、ロボット技術室などもあります。
運動施設も充実していて、弓道場、ゴルフ練習場などもあります。
残念ながらプールはなさそうです。
説明会の内容
実は息子の習い事に付き添っていて移動しながらの参加だったので、全てが聞き取れていません。
最初に校長先生のお話があったかな?
とってもにこやかで穏やかそうな校長先生でした。
とにかく自分の好きなことを楽しみましょうとおっしゃってました。
それから、広報の女性の先生による、教育方針や学校生活についての説明がありました。
2017年豊洲に移転、2021年共学化。
まだ今年で女子は3年目ですが、学年の三分の一くらいいるそうです。
1学年4クラスで170人ほど。
高校からさらに50名くらい入学されるようです。
昼食は、中一のみ教室で。
中二以降は、教室でもカフェテリアでも自由。
芝浦の教育①自立学習
週に2・3時間ほど、SD(self development)という授業があります。
「今、自分は何を勉強すべきか」を考えて、自分で計画を立てて取り組むそうです。
苦手な分野、試験に向けた勉強、好きなこと、何をやってもいいそうです。
SDの時間に宿題を終わらせて家でゲームするという生徒さんもいました。
芝浦の教育②探究型授業
ITツールを使ってアイデアを実体化できるエンジニアを育成する教育プログラムです。
中一からできるだけ多くのITツールを体験できるプログラムを用意しています。
以下は授業のほんの一例です。
・iPad×iMovieで遊ぼう(動画撮影・編集)
・scratch×ドローン制御
・プレゼンテーション技法
・物理シミュレーションアプリ Algodooで遊ぼう
・Astrategyでデータ解析
・アバターインや東京メトロとコラボし、企業が抱える本気の問題を一緒に解決する
・3DCAD講座
なんだか楽しそうな授業ばかりですね。
芝浦の教育③理工系教育
ポイントは、理系ではなく、理工系です。
文理の枠を超えて、あらゆる分野に精通する【理】【工】の基礎を学んで体験します。
例えば、国語ならAIを使って走れメロスの続きを書いてみたり、数学ならGoogleMapと伊能忠敬の地図との誤差を出してみたりなど。
とにかく今の時代の使えるものは使うといった感じですね。
芝浦の教育④大学連携教育
芝浦工大での特別授業を中一から実施しています。
中1 パスタを使って橋を作り、おもりを吊るして強度を競う。
中2 芝浦工大が開発したロボットを1人一台作り障害物競争をする。
中3 デザイン工学を学ぶための5講座がある。
針金細工、アプリのデザイン、リサイクルしやすいペットボトルを作るなど。
芝浦の教育⑤三つの言語教育
日本語、英語に加え、コンピュータ言語を早期に学びます。
スクラッチでプログラミングの基礎に触れるところからはじめ(←息子の得意分野)、iMovieでの動画編集、各種ITツールを学びます。
技術の授業ではロボット制御を目的としたプログラミング学習。
情報の授業ではメディアとデザイン、アルゴリズムとプログラミング、ネットワークとセキュリティ、データベースなどを学びます。
C言語を用いての開発手順や公文の理解、ソースコードの作成、コンバイル、ファイルの実行など一連のプログラム実行の仕組みを学びます。
カタカナ多!!!笑
芝浦の教育⑥グローバル教育
行事のメインでもある、中3の海外教育旅行。
全員参加のホームステイです。
●ワシントン州・シアトル(ボーイング社・アマゾン・マイクロソフトなど)
●ユタ州・ソルトレイクシティ(鍾乳洞・ユタ大学など)
●ユタ州・セントジョージ(ブライスキャニオン国立公園・リバートレッキングなど)
●コロラド州・デンバーコース(メイファーム・レッドロックス野外劇場など)
コースは四つから選べます。
それぞれ、企業、自然、建築、農業など探究テーマがあるので、自分の興味のある分野を選べば楽しみも倍そうですよね。
私が行くわけじゃないのに、ちょっと本気で選んでしまいました。
また、とにかく学習支援が手厚いです。
日々の確認テストやフォローはもちろんのこと、早朝から夜まで自習室が使え、大学生チューターがサポートしてくれます。
学校内での夏期講習や冬期講習も充実しているようですよ。
なお、行事もたくさんあります。
長野への校外学習や登山もあり、長野出身の私としてはなんだか嬉しい。
そしてやっぱりメインは、中三のアメリカでのホームステイですよね。
この体験で人生変わった、自分について考えるいい機会になったという生徒も多いそうです。
高1と高2では希望者対象のニュージーランド研修あり。
またいいなと思ったのが、高3で早期に芝浦工業大への進学が決まった生徒(かなりの優秀者)が、アメリカ・カナダ・ニュージーランドなどへ3ヶ月の短期留学に行けるというもの。(15名前後)
補助金も出され、かなりの安価で行けるそうです。
とても魅力的で、このために普段の勉強も頑張れそうですよね。
気になる芝浦工大への進学ですが、50%ほどです。
芝浦工大に進学して、あれ?とならないよう、大学に行ったり講座を受ける機会もたくさんあるそう。
理系進学者は82・5%、進路決定率96%。
指定校推薦枠もたくさんあるのも魅力的ですね。
まとめと感想
とにかくプログラミング好きにはたまらない楽しそうな授業がたくさんあること、全員参加のアメリカホームステイが魅力的だなと思いました。
毎日目がキラキラしている息子が想像できます。
理系のカリキュラムが多いので、中学から理系の道を決めてしまうのはちょっと・・・と思う方もいるかもしれませんが、あくまでも理系ではなく理工系に力を入れている点、また高2からは文系コースも設定されているので安心です。
芝浦工業大学への進学はもちろんですが、他大への進学もでき、また指定校推薦枠がたくさんあるのも魅力的です。
夏の見学会もあるようなので、一度息子を連れて行ってみたいなぁと思っています。
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