先日SAPIX主催の巣鴨中学校の学校説明会に行ってきました。
通算、文化祭2校(武蔵、麻布)、オープンスクール 2校(明大中野、海城)、見学会2校(芝浦工大・立教池袋)、説明会17校(芝・芝国際・市川・東邦大東邦・麻布・立教池袋・成城・中附・小石川・広尾・芝浦工業・駒場東邦・本郷・早実・攻玉社・早稲田・巣鴨)です。
ちなみに息子が実際に学校に足を運んだのは、武蔵、麻布、明大中野、芝浦工大、立教池袋、海城、早稲田です。
全ての説明会の様子は記事にしている(つもりですが抜けてたらごめんなさい)ので、中学受験カテゴリーから飛んでみてくださいね☆
またいつものように自分の備忘録も兼ねて記事にさせていただきますが、まず声を大にして言いたい。
『とても満足度の高い説明会でした!!』
校長先生のお話は胸熱、司会の先生のお話も面白い、校舎見学も個別相談も写真撮影もし放題、とっても参加してよかったなぁと思える説明会でした。
息子の志望校になるかどうかは現時点でははまだわかりませんが、とってもいい学校だなぁと感じました。
簡単ではありますがご紹介させていただきますね。
巣鴨中学校の概要
伝統ある男子校である巣鴨中学校は、東京都豊島区上池袋にあります。
巣鴨中という名前から巣鴨にあるのかと思いきや、違うんです。
最寄駅はJR大塚駅(徒歩10分)、池袋駅(徒歩15分)、板橋駅(徒歩15分)
都電荒川線の巣鴨新田駅(徒歩8分)
東武東上線の北池袋駅(徒歩10分)
都バスの上池袋三丁目(徒歩3分)
と、巣鴨よりも大塚や池袋に近いです。
大通りから徒歩3分と近いのですが公園なども挟んでいるせいか騒音もなく、閑静な住宅街にありました。
伝統ある男子校というとちょっと古めの校舎を想像していたのですが、ほとんどの校舎が2015年にできたのでとてもきれいです。
説明会の内容
説明会は講堂で行われたんですが、こんなふうにテーブルが引き出せるタイプなんです。
これ、すごくいい!
巣鴨はコンクリートベースの近代的な校舎なんですが、このようにテーブルや天井などにふんだんに木を使っていて、明るく温かみが感じられる校舎です。
●SAPIXの先生のお話
毎回お決まりのサピックスの先生による紹介です。
・伝統ある男子校の進学校
・活発な子もおとなしめの子もいる
・毎年サピックスから受験する子が多い
・医学部への進学も増えている
・英語や国際教育に力を入れている
・年間通して行事が多い
●堀内校長先生のお話
6年生のお子様は受験まで残り4ヶ月ですね。
よくここまで頑張ってきたと、まずは褒めてあげてください。
もう受験に必要な知識は全て頭に入っています。
あとはそれを引き出せるかどうかだけなんです。
決して、もっと頑張れとか、まだまだ努力足りないとか言わないでください。
これからの模試の結果にも必ず波はあります。
点数が悪くても決して怒らないでください。
あなたならできる、絶対大丈夫、とプラスの声かけだけしてください。
お子さんを信じてあげてください。
もうね、日頃の自分の声かけを思い出し反省です。
中学受験は我が子を信じる、これに尽きるなぁと改めて思いました。
ついつい親は子供を近親過小評価してしまう。
もっともっと我が子のいいところを見て褒めてあげてくださいとのことでした。
また印象に残ったのは、人生100年時代のお話。
2007年生まれの50パーセントは107才まで生きると言われている。
子供たちはあと約10年後には社会に出て、50年以上社会で闘わなければならない。
今は中学受験のことで頭がいっぱいだと思いますが、一番大事なのは中学でも高校でも大学でもなく、社会に出てからのこと。
中高の6年はその土台作り。
社会に出て目標に向かって頑張れる、たとえ挫折した時にも立ち直れる、そんな人間になれるよう心身ともに鍛えて努力できる人間に育てます。
そうは言っても、中受のことで頭がいっぱいですが。笑
確かにそうだなと思いました。
これからいろんな新しいものが出てきて、全く予想もつかない、子供達が大人になる頃の社会。
一番大事なのは、どんな状況においても自分を信じて頑張れる精神力。
『やればできる』そう思えるような行事もたくさんあるそうです。
行事はほぼ毎月あり、特に体を動かす行事が多いのが特徴的です。
(大菩薩峠越え強歩大会、巣園流水泳大会、武道大会、球技大会、マラソン大会、スキー教室、寒稽古など)
●日本史の先生のお話(お名前失念しました)
突然ですが、巣鴨の生徒は、竈門炭治郎くんのような強くて優しい男の子に育てようとしています。
決してこんな感じではないです。
と、保護者の心を鷲掴みにしてお話が始まりました。
校長の話が長くて僕の持ち時間が短くなってしまったので、早口になりますがすみません、と若干早口ではありましたが、とてもテンポ良く楽しいお話が聞けました。
主に学校生活や教育内容についてでしたが、印象に残ったところを書き留めておきます。
登校は8:00まで、一限目の開始はやや早く8:10から開始。
クラス編成は、中学が5クラス、高入がいるので高校からは6クラス。
中3と高1だけ数学が得意な生徒を集めた数学クラスあり。
高2から文理分かれる。(文系2クラス、理系4クラス)
予備校なしで大学受験可能なように対応している。
放課後のステップアップやフォローアップの講座、夏休みや冬休みの間の講座もたくさんあり、取り放題。
全て無料。
生徒の希望で新しい講座も作れる。
5人以上集まれば講座として、五人以下ならマンツーマンで面倒見る。
行事はほぼ毎月あり、体を動かすものが多い。
巣鴨名物の行事は二つ。
一つ目は、大菩薩峠越え強歩大会。
50名ほどのOBも参加する一大行事。
夜通しで峠越えをして、日の出を見ながらカップラーメンを食べる。
達成感と感動で泣いてしまう生徒も少なくない。
二つ目は水泳大会。
名物ふんどしで泳ぎます。
現在では希望者のみの参加だが、人数オーバーで抽選になることもある。
体育祭は、『最も密にならない体育祭』というコンセプトをもとに、昨年からなんと国立競技場にて開催しているそう。
今年は9月21日(木)。
予約不要で誰でも観覧できます。
お昼休みには観客の皆さんもトラックにおりることができるという、なんとも粋な計らい。
7万人入れますので(爆笑)、ぜひお友達やご近所の方お誘いして見にきてくださいとのことでした。
平日なので息子が行けないのが残念ではありますが、私は行って見たいなと思ってます😆
また今年の文化祭は9月16日と17日。
こちらも予約不要。
特にプログラミング部やeスポーツの展示が見所だそうです。
プログラム命の息子に見せたいところですが、行けないんです・・・
修学旅行は中学は京都奈良、高校は日本国内いろいろ。
明るく開放的なカフェテリアもありましたが席は少なかったです。
まとめと感想
学習面はもちろん手厚いのですが、人間として、男として、たくましく育ててくれそうな、そんな学校でした。
先生方の情熱がひしひしと伝わってきます。
そしてとにかく体を動かす行事が多いので、運動が好きな男子にはぴったりだと思います。
逆に運動が苦手な男子には少し負担が大きいかもしれません。
でも、やればできる、努力すればできるという成功体験がたくさんできる学校だと思うので、運動が苦手でもやる気があれば、すごく心身ともに成長できる学校だと思います。
そして巣鴨といえばスパルタのイメージがありましたが、そこは時代に合わせて変わってきているそうです。
問題になっちゃいますからね。
国際教育や英語にも力を入れていて、留学プログラムもたくさんありますが、全て希望者が対象のため全員参加のものがないのが気になりました。
内気で消極的な子は、なかなかそういうのに参加できないんですよね・・・
そして息子熱望のプールはありません。
公立中のプール設置率は98%なのに対して、私立中のプール設置率は46%ほどだそうです。
今のところプールがあったのは、立教池袋、成城、海城、麻布、駒東、小石川、攻玉社、武蔵、明大中野、早稲田、市川、渋幕、東邦大東邦、中附、早実。
説明会には参加できていませんが、日大豊山、城北、学習院、世田谷あたりにもありますね。
水泳部に入りたいわけではないんですが、せっかく今スイミングを習っていて泳ぐのが上手くなったので、衰えないためにも授業でも泳ぎたい&泳いで欲しいんですよね。
考えすぎかな・・・
話を戻しますが、
・体を動かすのがとにかく好き
・塾なしで大学受験したい
・ハードな体験を通して友達と友情を深めたり、心身ともに鍛えたい
・国立競技場で体育祭をやってみたい
・綺麗な校舎で6年間を過ごしたい
・イギリスイートン校への留学に興味がある
そんな男子にぴったりの学校かなと思いました😃
本当に魅力的な学校でしたので、ぜひ学校に足を運んでみてくださいね。
ロッカーも木が使われていておしゃれ〜でした。
これでグラウンドの半分くらいが写ってます。
23区内にしては広いかな?
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