先日、東京都市大学付属中学校・高等学校の学校説明会に行ってきました。
通算、文化祭2校(武蔵、麻布)、オープンスクール 2校(明大中野、海城)、見学会2校(芝浦工大・立教池袋)、説明会20校(芝・芝国際・市川・東邦大東邦・麻布・立教池袋・成城・中附・小石川・広尾・芝浦工業・駒場東邦・本郷・早実・攻玉社・早稲田・巣鴨・明大明治・高輪・都市付)です。
ちなみに息子が実際に学校に足を運んだのは、武蔵、麻布、明大中野、芝浦工大、立教池袋、海城、早稲田です。
全ての説明会の様子は記事にしている(つもりですが抜けてたらごめんなさい)ので、中学受験カテゴリーから飛んでみてくださいね☆
さて、今回の説明会はSAPIX主催のものです。
簡単ではありますが、記録に残させていただきますね。
あくまでも私個人の感想ですので、気になる方は実際に学校に足を運んだりホームページをご覧になってくださいね。
なお、学校名が長いので、ここからは愛称であるトシコーと書かせていただきますね。
トシコーの概要
東京都世田谷区成城にあるトシコー。
最寄り駅は小田急線の成城学園前駅で、徒歩10分ほどです。
ちなみに駅の反対側には、成城学園があります。
走る車は世田谷ナンバーの高級車ばかり。
芸能人たくさん住んでるんだろうなぁと思いながら学校まで歩きました。
ちなみに学校の目の前にはバス停があり、二子玉川、渋谷、等々力からバスでアクセスすることができます。
目を引いたのが、スタイリッシュなコンクリートの校舎と、まばゆい緑の人工芝のグラウンド。
サッカーの公式戦もできるほどの広さです。
校舎は2006年にできたということで今年で17年め!とは思えないほど綺麗です。
説明会の内容
●サピックスの先生のお話
・入学時からコース分けがされている(最難関国公立大or難関国公立大・私立大)、コース変更も可能
・理数・国際・ICT教育に力を入れている
・大学との連携プログラムあり
・人間教育もしっかりしている
・自然体で伸び伸びと過ごせる校風
●校長先生のお話
2022年から就任された篠塚校長先生。
(前任の神奈川県立横浜翠嵐高校は、東大合格者数が2022年に52人出たという進学校です。なんだかとてもやり手な感じが漂いますね・・・)
トシコーの生徒は明るく素直、とても活気があるとおっしゃっていました。
行ける大学ではなく行きたい大学に行く!という目標を掲げているそうです。
テーマは【新時代の開拓者へ】
確かな学力と豊かな人間性を育成し、未来への扉をあけ歩み続けていく力を持った生徒を育成します。
その次世代を担うための三つの力を培います。
①主体的な学び(探求・多種多様な理科実験・弁論大会・論文など)
②キャリア(OBの講話・企業研修・キャンパスツアー・模試など)
③国際理解(NZ3ヶ月ターム留学・マレーシア・N Z短期留学・英語の取り出し授業など)
●堤教頭先生のお話
2013年からコース制を取り入れています。
難関国公立を目指すII類と、難関国公立・私立を目指すI類。
学習内容は教科書は同じだけど、II類の方が応用問題に取り組む時間が長いそうです。
毎年成績によってコースの移動はあります。
なお、部活と行事はコース関係なく一緒に行うそう。
また高3になると予備校並みに細かいコースに分かれ、予備校要らずということです。
授業は全教科先取り学習。
中学の英語は力をいれていて週7時間。
授業の特徴としては、理科実験が多いこと。
中学3年間で60テーマ、20人の少人数で実施しています。
学習サポートも手厚く、職員室前のスタディラウンジ、OBチューター2名常駐の自習室があります。
カフェテリアも15〜1830は自習室として使えるそうです。
英数国は毎週小テストがあり、不合格者は補習あり、部活も出れません。
英検の応用講座、長期休みの集中講座などもあり、全て無料。
現役の大学進学率は75%ほど。
まだまだ足りないと感じていて、全員が志望校合格を目指しています。
宿泊行事は
中1:林間学校(長野)
中2:農業体験(福島)、希望者のみスキー(北海道)
中3:京都奈良研修旅行、希望者のみマレーシア、ニュージー
高1:仲間と作る研修旅行、希望者のみニュージー
部活は個性的な部活も多い。
2022年度の実績としては
自動車部・・・中学全国大会優勝(燃費性能を競う大会)
少林寺拳法部・・・中学全国大会出場
サッカー部・・・中学東京都大会ベスト8
アイスホッケー部・・・高校国体東京都代表選出
マルチメディア研究部・・・高校ワールドロボット全国大会優勝
吹奏楽部・・・中高都大会金賞、日が足日本大会出場
入試に関しては2023年度より、2月1日の午前が新設されたり、2月1日の午後が2教科になったり、2日4日6日がなくなって3日5日になったりと、大改革がされました。
これは『第一志望にしている受験生の入学を増やし、校内の活性化を図りたい』という考えから実施したそうです。
なお、13年連続、都内男子校志願者ナンバーワンだそう。
受験日程の多さもその要因の一つでしょうね。
2024年度は、入学締め切り手続き日の変更、2月1日午後入試の集合時間の変更、複数回受験の加点措置のお変更などがあるそうです。
受験生の方は要チェックです。
まとめと感想
とにかく印象に残ったのは、
①立派な校舎とグラウンド
②個性豊かな部活(アイスホッケー、スキー、自動車、少林寺拳法、エレクトロニックなど)
③全員が本命の大学に現役合格目指す
④駒場東邦中学校をライバル視している
⑤帰国生が多い
と、こんな感じです。
①については、成城の一頭地にこれだけの敷地はすごいなぁと思いました。
校舎やグラウンドだけでなく、中庭や廊下なども広く、ゆとりのある作りです。
コンクリートでスタイリッシュではありますが、木も多く温かみの感じられる校舎です。
窓がとても大きく、明るさもあります。
②に関しては、説明会が始まるまでの間、生徒さんが作成されたという部活紹介動画を拝見したのですが、その動画のクオリティがとても高く、それぞれの部活の個性がよく出ていた動画でした。
自動車部では、芝浦工業付属中でみたものと似た自動車が出ていて、ああ、きっと同じ大会に出ているんだろうなと思いました。
③に関しては、トシコーは現役大学進学率75%ほど。
医大やGMARCH以上が65%ほどです。
この現状にはまだまだ満足せず、全員本命合格を目指しているとのことでした。
いや、トシコーに限らずどこの学校もそれは同じだと思うのですが、特に熱いものが伝わってきました。
志望校合格に向けて、手厚い指導とフォロー体制が整っています。
④に関しては、とにかく説明会の中で、駒場東邦の学校名がよく出てきました。
この間サッカーの試合で駒場東邦に負けたとか、グラウンドは駒場東邦よりも広いとか。
ライバル校であると明言されていました。
詳細な情報が載っているデータブックもいただけたのですが、入学者のうちトシコーが本命だったのは25%ほど。
第一志望校は、開城29名、駒場東邦18名、早実12名、武蔵12名、聖光10名、浅野10名、早稲田10名、麻布8名、慶應6名、栄光5名、などが多かったです。
トシコーと駒東は立地も割と近いので、特にライバル視しているのでしょうか・・・
今回の説明会で何度も駒東の名前が出てきたので、駒東の宣伝にもなっていたのではと思いました。笑
⑤に関しては、1学年約240名のうち40〜50名が帰国生です。
英語を話す生徒が多い環境は、必然的に学校全体の英語力もアップしていくのではないでしょうか。
英語の取り出し授業も行っているので安心です。
データブックには、帰国生の滞在していた国、年数なども細かく載っていました。
アメリカが毎年多いそうです。
このデータブックが各入試の結果や解説、併願校、指定校推薦枠のある大学など、様々なデータがこと細かく載っています。
このデータブックをもらうだけでも、説明会に行く意味があると思います!
驚いたのは、指定校推薦枠の総数が300校以上あるということ。
にもかかわらず、希望者が募集枠に達するのは早稲田大学などごく一部の大学だけ(全て合わせて15名ほど)だそうです。
みなさん、より上の大学を目指しているんですね!
今年の文化祭は9月30日と10月1日。
予約や制限もないので見に行きたいところ。
特に文化部の展示に力作が多いそうです。
・サピ偏差値で50くらいを狙っている
・男子校がいい
・成城という一等地で伸び伸びとした6年間を過ごしたい
・勉強も部活も本気でやりたい
・予備校に行かずに大学受験を目指したい
・帰国生が多い環境で学びたい
・プールはなくてもいい
こんな男子におすすめの学校です😄
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